こそっと!プロが教える「お葬式」の極意

葬儀社に務める私がみんなが感じるお葬式の流れ・費用を抑える裏ワザ・用語マナー等書いちゃいます

絶対にチェックすべき!葬儀社選びのポイント

お葬式の構図

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前にお葬式の費用を全体的にざっくり書いたんですが、どうもわかりずらいので

気合いを入れて「構図」を作ってみました。

今回説明するのは「斎場(式場)」が公営の場合です。葬儀社保有のホールを使用する場合は、また少し違ってくるので別の機会に書きたいと思います。

 

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上の図をみて下さい。

もっともポピュラーな「お葬式」の基本セットの図です。

この図をみてわかる通り

全体の費用は

A + B + C = ¥398,000です

 

まぁ当たり前ですよね。

しかしながら、ここで大きな問題があります!!

 

ネットで検索して葬儀社のホームページを見ると

家族葬(全て込みで)・・・¥298,000

って書いてある事がめっちゃ多いです。

 

おかしいですよね?

全て込みで¥298,000なのに、支払いは¥398,000って・・・

BとCの合計10万円がホームページに入ってない。

「ウソ書いてあるじゃん」って思うでしょ?

しかしこれは嘘と言えば嘘になるし、嘘じゃないと言えば嘘じゃない・・

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

 

確かにウソではないが・・・

これはどう言う事かと言うと

「葬儀社」の売り上げは図の中のA部分です。

B と C 部分は「地方自治体」に支払うものなので、葬儀社の利益ではありませんし葬儀社によって価格が変わるものでも無いのです。「自治体の施設」なんで市民みんな平等の金額です。

 

だから「葬儀社」としては

葬儀社が提供するサービスや設備、備品だけの料金をチラシやホームページに載せている訳です。

「全て込み」って言うのもサービスや設備、備品が全部込みって意味です。

だから嘘ではないって事です。

それに広告やホームページに載せる時に

家族葬(全て込みで)・・¥398,000 って書くより

家族葬(全て込みで)・・¥298,000 って書くほうが安くみえるしお客さんがとれるから。

 

自分の売り上げに全く関係ない「B・火葬料」と「C・斎場使用料」を馬鹿正直に料金に上乗せして表示してもただお客さんに

「うわっ!ここは値段が高いわっ!ボッタクくりじゃん!」

なんて思われるだけだから(苦笑)

 

まぁこう書いたら今時の感覚としてはどうしても怪しく感じるかもしれないけど、葬儀社ってまず依頼を受けないと商売そのものが成立しないので

出来るだけ入り口の金額を安くみせる工夫をどこもしてるって事です。

 

それじゃどこを見て葬儀社を決めるのか?

まずチラシや広告、ホームページなど見る時に料金の中に

「火葬料」と「斎場(式場)使用料」が入っているかをチェックするといいです。

見つからなかったり、書いてない場合は、メールや電話で直接聞いて下さい。

上記した通り単純に金額だけの比較だとトータル金額がわからないので。

めちゃめちゃ安いところは、まず入ってないと思います。

 

最近では、「火葬料」も「斎場(式場)使用料」もしっかり入ってるところもだんだんと多くなってきました。今の時代に従来通りのやり方だと、クレームに繋がるから。

全体的に今はちょうどターニングポイントって感じですかね、料金に入れてる葬儀社と料金に入れてない葬儀社が半々くらい。

 

あと追記したいのが最近増えている

「斎場(式場)使用料」¥50,000まで料金に入ってます

とか

「¥30,000円まで入ってます」って感じのやつ。

 

これはまた苦肉の策ですよね(笑

上記した通りクレームや商品表示法に引っかからないように、あらかじめ一部を料金説明に入れるって訳です。

それと実際に「火葬料」と「斎場(式場)使用料」って自治体によって金額が違うんですよ。なのでズバッと一律に金額を言えないって事情もあります。

 

一言で不安を解消する魔法の言葉

長々と書いてきましたが、

「結局よくわかんないよ」って言われそうですが(笑)

結論を言うと、依頼の際や打合せの際に

「私が支払う合計の総額はいくらかかるの?

この価格に「火葬料と斎場使用利用は含まれてますか?』

と聞くと良いでしょう。

携帯電話の料金プランのごとく複雑になりつつある葬儀費用を乗り切るには、もはやこの質問しかないと思います。

なんか遠回りして、最初に戻ったような話になっちゃいましたが(笑)少しでも参考にして頂ければ幸いです。

 

葬儀の一括見積もり

まとめ

1・お葬式の基本セットは図の通り

2・葬儀代金に「火葬料」と「斎場使用料」が入っているか必ず確認

 

以上です。

今度は「基本セット」だけじゃなくてオプションについても書きたいと思ってます。

死亡届けと火葬許可証

まずは病院で死亡診断書をもらいましょう

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前に書いた下の記事の補足です。

hyde007.hatenablog.com

 

お亡くなりになって葬儀社に電話して搬送して貰う時に

「死亡診断書」が必要になります。

「死亡診断書」は病院でくれるので、そのまま原本を葬儀社の人に渡して下さい。

*病院の都合やお亡くなりなった時間帯によっては翌日に渡される事もあります。病院ではなく在宅看護、警察経由の場合は翌日や翌々日になることもあります

 

搬送時に一旦葬儀社が預かる理由は

「死亡診断書」無しでご遺体を運ぶと厳密には「遺体遺棄の途中みたい」になっちゃうからです(笑

 

「死亡診断書」の原本を渡すのは抵抗があるかもしれませんが、大丈夫です。

その後の(夜なら翌日)打ち合わせの時にお返しします。

 

その後役所に「死亡診断書」を提出するんですが

・お客様自身で届出をする場合は「原本」をお返しします。

・葬儀社が代行で届出をする場合はそのまま原本をお預かりします。

(最近では役所の手続きは、葬儀社がサービスで代行してくれる事が多いです。わざわざ役所に行くのは面倒なので頼めるなら頼んじゃいましょう)

 

どちらにしてもその場でコピーは何枚か(5、6枚)貰っておきましょう。

原本の「死亡診断書」は役所に提出するので

お客様の手元には残りません。

 

補足

死亡した後に生命保険や銀行、その他の手続きなど「死亡診断書」が必要な事が多いと思います。基本的には「死亡診断書」のコピーで大丈夫ですが、手続きによっては、「コピーじゃダメ」ってものもあるかと思います。その場合は「死亡診断書」を発行してくれた病院に改めて発行して貰いましょう。何枚でも出してくれます。ただし発行手数料がかかりますので、ご注意下さい。手数料の金額は、病院によって異なります。1枚3000円のところもあれば5000円のところも・・なので念のため何枚かとっておこうっていうのは、得策じゃないかも。

なんの基準なのか私にもよくわからないんですが、ムラありすぎですよね

 

病院で貰う「死亡診断書」はまだ未完成なので空欄を記入します。

基本的に葬儀社と打ち合わせの時に一緒に記入するのでわからない事はないと思います。記入の際に印鑑(三文判)が必要になるので用意して下さい。

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

 

死亡診断書を役所に提出

「死亡診断書」は死亡してから7日以内に区役所に提出します。

*7日以内に火葬するという意味ではないので誤解しないように

ちなみに、法律で亡くなってから24時間は火葬は出来ません

 

書類が受理されると「火葬許可証」が貰えます。

 

ちなみに「火葬許可証」といいうのは

亡くなった人を火葬する事を許可した証明書の事です

 

「火葬許可証」は火葬の際に必要になりますのでは、絶対に失くさないようにして下さい。

 

 火葬当日は

火葬当日は、管理室に「火葬許可証」を提出しますので、絶対に忘れないようにしましょう。

(基本的には葬儀社の人がやってくれると思いますけどね)

 

火葬が終わると「火葬執行済み」の印が押されて「火葬許可証」を返してくれます。

 

「火葬執行済みの火葬許可証」は次は後日(四十九日が多い)に法要と共にお墓に納骨する時に必要になるので、失くさないようにして下さいね。

経験上多くの人は遺骨を入れた骨壷の中に一緒に入れておく方が多いですね。

 

*もし万が一無くしてしまったら、役所に再発行してもらえるので問い合わせて下さい。

 

まとめ

・病院で「死亡診断書」をもらう

・葬儀社にアドバイスを貰いながら空欄を埋めて完成させる

・役所に提出する

・火葬許可証を貰ってくる

・火葬当日に忘れずに持ってくる

・火葬の後も納骨までは絶対に失くさないように

葬儀の一括見積もり

以上です。

まあほとんど葬儀社でやってくれると思いますが、一応知っておいて損はないですよね。少しでも参考になれば幸いです。ではでは。

家族葬って一体なんなの?

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家族葬」って実は特に決まった形式はないんです

 

最近お客様からご要望でもっとも多いのがの

家族葬

もはや「お葬式」=「家族葬って感じになりつつあります。

 

でも実は家族葬って特に決まった形式はないって知ってました?

 

それでは家族葬って言うのは一体なんなのか?

 

それはイメージに合わせたただの商品名(プランの名称)なんです。

 

・「家族葬」と言えばなんとなく小規模で葬儀費用が安く抑えられる様な感じがする

・「家族」とつけばちょっと質素な葬儀でも暖かくて気持ちがこもってる感じがする

・「家族」だけなので礼儀や形式、マナーなどそんなに気にしなくて良い

 

所詮イメージなので、ぶっちゃけ「一般葬」とやる事は一緒です。

 

時代と共に「お葬式」のあり方も変わってきて、出来るだけお金も手間もかけないと言う風潮が主流になってきました。

更に知人や近所の方とあまりお付き合いがないし、式に参列してもらうのものちょっとどうかな?親戚だけ声かけて、他は呼ばなくてもいいかな?

なんてイメージにぴったりの言葉が

家族葬ってわけです。

それじゃあ、実際にはこの家族葬って

良いの?悪いの?って話です。

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

 

費用を抑えたいなら逆に家族だけじゃなく沢山の人に参列して貰った方が良い

家族だけ(3人〜7人くらい)で式を行うよりも

親戚、ご近所、会社関係、少しでもお付き合いのある方など、出来るだけ多くの方に参列して貰った方が支出総額が抑えられます

もうお気づきだと思われますが、そう

「香典」です。

最もポピュラーな葬儀の形式で説明します。

例)

ご家族だけ(3人〜7人程度)の場合

お葬式の総額50万円

葬儀代金30万円+お坊さん20万円(*1)

ご遺族のトータル支出50万円

ご家族+参列者(親戚・知人・ご近所様等)30名程度

お葬式の総額が70万円

葬儀代金30万円+お坊さん20万円+お料理15万円+香典返し5万円

ご遺族のトータル支出35万円=葬儀代70万円ー香典(35万円(*2))

(*1)お坊さんのお布施・戒名代などは個々のお寺によって全然違います。葬儀屋がお布施に言及するのは業界的にはルール違反なので、ここに書いてある20万円はあくまでも説明する為の目安ですのでご理解下さい。

(*2)香典の金額はお付き合いの深さや立場などで異なります

 

まぁ要するに

家族以外誰も呼ばなければ

50万円かかるお葬式に50万円支払う

家族以外に30人参列して貰えば

70万円かかるお葬式が35万円であげられるって事です

 

ここまで書けば説明する事もないんですが

参列者が多くなればお料理や香典返しなど費用が増えます。

しかしその分「香典」が入るので

トータル支出金額は低くなるって事ですね。

 

参列者が多い場合のデメリット

ここまで出来るだけ沢山の人に参列して貰った方がお得ですよ!って話をしてきましたがそれは主に葬儀の支出に重点をおいた話でもあります。

もちろん葬儀はお金の損得だけではありませんし、デメリットもあります。

 

1沢山の方に会う事への精神的ストレス

身内が亡くなって精神的に参っているところに沢山の弔問客を迎える事はかなりのストレスになります。人を呼ぶどころか誰にも会いたくないなんて事もあるでしょう。

 

2お葬式の総額が高くなるのでビビる

いくら「香典」で返ってくるとは言え、総額70万円とか80万円なんて聞くとビビりますよね(笑)香典が計算通り入ってくるか心配になると思います。まあこれもストレスになりますよね。

 

3世間体や参列者からの意見にヘコむ

沢山の人が参加するとやっぱり中には、意見を言う人が出てきます。

葬儀全体の事や細かい席の並び順まで何か意見(文句?)言われると、へこみます。

更に葬儀の事だけじゃなくて、久しぶりに会った人に

「OOちゃんもこれからしっかりしなくちゃダメだよ」

とか謎の「上から目線」で言われるとカチン来たりします。

普段ならさらっと流せる言葉も、身内が亡くなって弱っている状態ではいちいち心に刺さります。

 

こんな感じのデメリットがあります。

まあ要するに全部精神的ストレスですけどね。

 

結局「家族葬」とは言うのは・・

長々と書きましたが結局家族葬は決まった形式はなくて

お葬式の規模(どれだけ人を呼ぶか)を指す「商品名」って事です

 

そして結論的にはどちらの要因を重視するかの選択って事になります。

 

費用軽減に重点を置きたいなら

なるべく多くの方に葬儀に参列してもらう

 

精神的にストレスを軽減する事に重点を置くなら

家族だけで葬儀を行う

 

って事ですね。

 

「お金」と「精神的なストレス」どちらを優先する

かは本当に難しいです。

普段からよく家族みんなで話合っておくといいと思います。

更に元気な時にこそ、いろんな葬儀社に見積もりをとっておく事をお勧めします。

今はネットで何社かを同時に一括見積もりが出来るのでとっておきましょう!

 

葬儀の一括見積もり

 また葬儀プランには、通夜を行わず告別式だけを行う「一日葬」

「式」そのものを一切行わず火葬のみの「直葬」と言うのもあります。

これらは他の機会に説明したいと思います。

ではでは。

亡くなった(死亡後)故人の銀行口座のお金は降ろせるの?

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故人の口座の凍結は銀行が名義人(死亡した故人)の死亡を確認してから

たまにお客様から質問を受けます。

「亡くなった父の口座からはお金が引き出せますか?」

「死んだら銀行の口座が凍結されるって聞いたんですが?」

「どんな手続きをしたらお金がおろせますか?」

 

結論から言うと

お金はおろせます

厳密に言うと

『銀行が名義人の死亡を知るまではおろせます』

(*法律的にはもちろん本人以外がカードで現金を引き出す事はダメです。まぁ生活の中で例えば旦那さんの給料が振り込まれて奥さんがカードでおろす事は日常でしょう?この場合のお金が降ろせると言うのはそう言う意味ですので、ご理解下さい)

 

ちょっとわかりずらいですよね。

銀行は名義人が死亡した事を知った時点で口座を使えないようにします。

んじゃ、いつ?どうやって知るの?って話です。

 

一般の感覚では病院で死んだらすぐに銀行が死亡を把握すると思いがちですがそんな事はありません。病院からも、葬儀社から銀行に報告やお知らせは一切しません。

 

本来は役所で死亡届が受理されて、年金や健康保険などの内部手続きなどいろんなプロセスが経て、年金などが振り込まれなくなったり、色んな取引が滞ったりした時点で知る訳です。

時間にすると早くても1ヶ月、遅いと半年、銀行と大した取引がないと全然気がつかないなんて事も。

 

「じゃあ何もしなくていいや」

って思っちゃいそうですが、そうはいきません。

その本来の方法以外に銀行が知る方法があります。

それは実はめっちゃアナログです。

 

A 近所の人から噂話からの確認

B 自営業などの人はお店の臨時休業の張り紙

C 新聞に載る訃報

D ご家族(遺族)本人から

上記の方法で知る。しかもこっちの方が多い!

ちょっと意外ですよね。

 

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

口座を凍結させる原因はあなた本人です

上記のA〜Dのなかで一番多いのでは『Dご家族から』です。

ご家族(遺族)が銀行の窓口や電話で問い合わせてしまうからです。

 

「すいません、父が亡くなったんですがお金はおろせますか?」

 

お気持ちはわかります。銀行に確認したくなりますよね。

しかし、銀行の立場としては

「死亡を知ってしまった以上は、凍結をせざるを得ない」

って事になるんです。

だってカードでお金をおろすにしても、

「厳密にはカードは本人しか使えないハズ」

ですよね?

だから銀行も使用を認める訳には行かないんですよ。

更に故人の資産は相続の対象になります

(下記でもうちょっと詳しく説明します)

 

なので銀行に自ら死亡の報告する事になってしまう

「問い合わせ」

は決して得策ではありません。

 

銀行は別に敵でもないし味方でもない法律に従ってるだけ

 なんで今時こんなアナログな情報伝達が健在かと言うと

銀行は名義人の死亡を確認したら口座を凍結するのは、法律で決まってます。

しかし

「どうやって死亡を知るのか」

については決まった法規はないからです。

どんな経緯であろうが

「死亡を確認したら口座を凍結する」

ただそれだけ。

 

ここで理解して欲しいのは

銀行は別にムキになって名義人の死亡を知りたい訳ではない

銀行は別にムキになって名義人の口座を凍結したい訳ではない

って事です。

 

遺族に対する嫌がらせでも無ければ、故人の預金を奪おうって訳でもありません。

 

そもそも、銀行が死亡者の口座を凍結するの故人の資産を守る為にやってる事です。故人の資産は相続の対象になります。

同時に相続の権利のある方の資産を守るという事です。

なのでどんなタイミングでも銀行は

「どんな経緯であっても死亡を知ってしまったら凍結」

って訳です。

 

お金を引き出す時は家族の了解をとって置く事

それでは葬儀代金や病院代、その他の諸費用などを口座からおろす時の注意点です。

 

法廷相続人(相続を受ける権利のある人)に了承を得てから

 

お金を引き出しましょう。

それが例え、葬儀代金や病院代など故人の為に使うお金だとしてもです。

法定相続人全員の了承なしに、お金を引き出すと後で揉める原因になるからです。

結局のところ故人の貯金は相続人みんなのお金って事になる訳です。

 

ちょっと嫌な話ですよね。

法定相続人って言うのは、まぁ普通は兄弟だったり残された片方の親だったりするんで

「うちでは絶対揉めたりしないよ」って方が大半だと思いますが、何が起こるかわかりません、念には念を入れておいて損はないですよ。

 

*長々と上記しましたが、最近民法改正により相続人は一定金額であれは他の法定相続人に承諾なしに、故人の口座から預貯金を引き出す事が可能になりました。法定相続人の了承無しでも預金額の1/3まで(ざっくり上限150万円まで)引き出せるようになりました。

ただこれも注意点があります。(もううんざり?)

引き出した金額は、その引き出した人の相続分から差し引きますよって事です

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相続相関図

図の通りです。 民法改正してもやっぱり相続人みんなでよく話し合ってからお金は引き出した方がいいですね。

ただ法定相続人と連絡が付かないなど色んな事情がある方には朗報ですね。

 

葬儀の一括見積もり

まとめ

・亡くなった人の口座からお金は引き出せる

・銀行に自ら知らせないようにしましょう

・お金を引き出す時はみんなの承諾を得る事

以上です。

あー沢山の書いたんで疲れた。

多分誤字脱字がいっぱいありそうだけど、許してね。

 

 

 

 

 

 

3-3.お葬式の費用について(斎場使用料)

今回お話するのは

『2.斎場使用料』についての説明です。

 

一般的なお葬式の全体の代金は

  1. 火葬代金(例5千円)
  2. 斎場使用料(例5千円〜5万円)
  3. 式にかかる諸費用(例35万円)
  4. お料理の代金(例10万円)
  5. 返礼品(お茶とか)の代金(例15万円)
  6. 菩提寺様(お寺さま)のお布施(例30万円)
  7. 供花(お花)供物(果物など)の費用(例5万円)

と言う感じです。

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

2.斎場使用料について

まず注意して欲しいのは斎場の使用料と言うのは、一般的に2種類の意味を混ぜて言ってます。

なぜかと言うと、『直葬(火葬のみ)』と『お葬式』をする場合で斎場の使い方が変わるからです。

直葬(火葬のみ)』の場合

火葬が終わるまで1時間近くかかる為、待つ場所(部屋)を借りるのにかかる費用。

この部屋で注文したお料理を食べたり、またただお茶を飲んで待ったりします。

費用は、火葬場なので自治体管理なので、0円〜5000円位です。

 

『お葬式』をやる場合

「火葬」「お通夜」「告別式」を行う為に

a.お通夜で宿泊する部屋

b.式を行う会場

c.火葬をする間に待つ部屋

の3点の合計になります。

費用は、自治体管理の斎場の場合は、30000円〜50000円位です。

前に書いた通り住民以外は値段が倍くらいかかります。

自治体以外の葬儀社のホールを使う場合は、同じように30000円〜60000円位で、自治体管理の斎場よりもちょっとだけ高い事が多いです。

*斎場(ホール)使用料は2日単位です。「お通夜」をやらなくても2日分セットで料金がかかるのがほとんどです。要するにお通夜無しで宿泊しなくても同じ料金という事ですね。またお通夜で宿泊する場合は、「お布団」は別料金でレンタルを申し込みます。ちなみに布団のレンタル料は1組3900円くらいです。別料金なのでその場で業者にお支払い頂く事が多いです。

 

それでは自治体の斎場と葬儀社保有のホールとどちらを選べばいいかと迷うと思います。

当たり前の話ですがそれぞれにメリットデメリットがあります。

自治体管理の斎場の場合

メリット例)

焼き場と斎場が一緒なので、ご遺体の移動に霊柩車を使わなくていい

参列者の方達に直接きてもらえるで、参列者の方達の移動の手段を確保しなくていい

費用が1〜2万円ほど安く済む

告別式の参列者の数が増える傾向がある

 

デメリット例)

場所が不便なところが多いので、車がない人やご年配の方が行きにくい

葬儀社のホールと違って予定時間の予約が早い者勝ちになるので、思った日付や時間が取れない事がある

場所が不便なところが多いので、お通夜の参列が少なくなる傾向がある

 

と言った感じです。

葬儀社のホールを選ぶメリットデメリットは、上記の自治体管理の斎場のメリットデメリットそのまま逆になります。

葬儀社のホールの場合

メリット例)

  住まいに近いのでご近所や浅い付き合いの方も参加しやすい

  駅前などにホールがある事も多いし、遠くからくる参列者が来やすい

  日付や時間など融通をきかせてもらえる

デメリット例)

  ホールから焼き場までご遺体を移動するのに別途霊柩車の費用がかかる

  ホールから焼き場まで参列者が移動するのに、マイクロバスを手配する必要がある 

 

以上が『斎場費用』の内訳です。

 

やはり大事なのは、事前に想定してどちらを選ぶか考えておくことです。

何度か書いた通り

「亡くなってからの手配では、選択肢がかなり限られます」

実際に亡くなってから葬儀社を手配した場合は、打ち合わせが1日しかないので、検討する時間があまりありません。なので後から色々と後悔する事も多くなりがちです。

しつこいようですが、事前にネットや近所の葬儀社と相談しておく事をおすすめします。

葬儀の一括見積もり

まとめ

  • 『斎場』は『自治体管理の斎場』と『葬儀社保有のホール』がある
  • 費用は『直葬(火葬のみ)』と『お葬式』を行うかで異なる
  • 自治体管理の斎場』か『葬儀社のホール』どちらかをを選ぶかは、お住いの場所、式の規模、参列者の都合、斎場の空き状況を検討して決める

3-2.お葬式の費用について(火葬代金)

火葬代金について

それでは、に前回書いた下記の項目をご説明したいと思います。

 

一般的なお葬式の全体の代金の内訳は

  1. 火葬代金(例5千円)
  2. 斎場使用料(例5千円〜5万円)
  3. 式にかかる諸費用(例35万円)
  4. お料理の代金(例10万円)
  5. 返礼品(お茶とか)の代金(例15万円)
  6. 菩提寺様(お寺さま)のお布施(例30万円)
  7. 供花(お花)供物(果物など)の費用(例5万円)

と言う感じです。

1.火葬代金について

火葬代金と言うのは、火葬場での火葬料の事です。

前回『お葬式』と言うのは、上記の項目(1〜7)から

「自分で選んでプランニングする」

と書きましたが、この『1.火葬代金』は省けません。

当たり前ですが、最終的に『火葬』はしますからね。

火葬場は基本的に地方自治体の管理です。

(もちろん、地域によっては民間の火葬場もあります)

ですから、費用は葬儀社が頂くわけではありません。

 

費用は0円〜60000円くらい。

なんだそれ?!って思うでしょ。

実は住んでいる区市町村によって変わるんです。

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

実際に千葉市付近の例を紹介します。

 

千葉県千葉市 千葉市斎場  
年齢 住民 住民以外
12歳以上  6000円   60000円 
12歳未満  3000円   30000円 
千葉県船橋市 馬込斎場  
年齢 住民 住民以外
15歳以上  3700円   50000円 
15歳未満  2500円   34000円 
死胎  1200円   17000円 
千葉県市原市 市原市斎場  
年齢 住民 住民以外
12歳以上  0円    60000円  
12歳未満  0円    40000円  
死胎  0円    20000円  

 

『住民』『住民以外約10倍の金額の差がありますね。

居住している地域によって隣接している市でも0円だったり6000円だったり。

まぁ、要するに

「自分の住んでいる所で火葬してね」って感じです。

 

火葬費用は、地域によってかなり差があるので、ご自分の住んでいる地域の代金を調べておくといいと思います。

たまにお客様で

『両親が船橋市に住んでいて、自分は千葉市に住んでいる。

何年か前に両親が病気になってしまい、住民票を移さずに、なし崩しに自分の家に連れてきて一緒に暮らしながら、面倒をみるようになった。

結局病気で亡くなってしまった。

千葉市で葬儀をあげようと思っていたら、住民票が船橋市だったため60000円かかってしまった。』

なんて事があります。

(もちろん、船橋市馬込斎場で火葬すれば3700円ですみます)

だから、近隣にお住まいの両親が体調を崩して同居する場合などは、しっかりと先を見越して住民票を移しておくといいと思います。

火葬だけなら全部自分で出来るの?

「こんな金額で出来るのなら、自分でやってみようかな?!」

なんて考える方もいると思います。

それ実は、、

出来ます。

ただし、かなりハードルは高いです。

自治体のHPをよく見ると気がつかれると思いますが、自治体では『お葬式』に必要な最低限の物は格安で貸し出し、もしくは販売をしています。

「祭壇の貸し出し」「霊柩車の貸し出し」「骨壷の販売」などなど。

しかし、個人で「火葬の申請」をするには、まず市役所で「死亡診断書」を出して「火葬許可認定書」を貰い、「棺(ひつぎ)』を葬儀社から購入して、更にドライアイスなどでご遺体の自己管理をして、更に、更に、、、、と沢山やらなくてはならない事があります。

しかも、お役所なので「やり方」や「アドバイス」などは一切してくれません。

 

近しい方が亡くなって、悲しみや喪失感の中でこれらを全て行うのは決して容易ではないでしょう。

例えるなら

「初めて車を買った人が、車を整備点検して車検まで通す」

ような感じですかね?!

対費用効果としては、葬儀社に頼む場合に比べて5万円〜10万円節約できる、といったところでしょう。(まぁ、これを高いとみるか低いとみるかは個人差があると思いますが)

なので、自分で全部やると言うのは

オススメではありません。

まとめ

  1. 火葬代金は自治体管理なので意外と安い
  2. しかし住民以外だと金額が10倍になってしまう
  3. ご自分のお住いの自治体のHPで事前にチェックがおすすめ
  4. 葬儀社を通さず全部自分でやるのはハードルが高い

葬儀の一括見積もり

 いかがでしょうか?

少しでも参考になれば幸いです。

ではでは。

3-1.お葬式の費用について(全体的に)

結局お葬式っていくらかかるの?

みなさまが一番気になるであろう

費用についてです。

ちょっと長くなるので、まずはざっくり全体を説明します。

*この解説は葬儀社によって異なりますので実際に相談する時には必ず確認をしてください。

 

よくお葬式の案内に

35万円プラン〜

48万円プラン〜

68万円プラン〜

お別れ葬プラン14万円〜

 

こんな感じの広告やHPをみかけると思います。

これって本当にこの費用で済むの?って思いますよね?

 

日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」

 

ごめんなさい!

普通にお葬式をあげようとするとこれだけでは済みません。

 

お葬式の内訳はこんな感じ

簡単に説明すると、一般的なお葬式の全体の代金は

  1. 火葬代金(例5千円)
  2. 斎場使用料(例5千円〜5万円)
  3. 式にかかる諸費用(例35万円)
  4. お料理の代金(例10万円)
  5. 返礼品(お茶とか)の代金(例15万円)
  6. 菩提寺様(お寺さま)のお布施(例30万円)
  7. 供花(お花)供物(果物など)の費用(例5万円)

 

こんな感じで構成されています。

そして上記の

『35万円プラン〜』

と言うのは3番の諸々の費用の事(1番・2番も含まれる場合もある)です。

だから1.3.4.5.6.7は全て別費用です。

 

え〜!結局100万じゃん!」

「めっちゃボッタクリやん!」

「これじゃ詐欺じゃん!」

なんて声が聞こえそうですが(笑)そうじゃないんです。

上記の6項目からやりたい事を選択してプランニングしていくんです。

 

まぁ、わかりやすく結婚式に例えると(いいのか?ww) 

A.誰も呼ばずに二人だけで教会で結婚の誓いだけをしたい

1.火葬代金+2.斎場使用料+葬儀社の手数料=合計約14万円

ご遺族(身内)だけで、自宅か霊安室に安置して見守った後、お見送りをして火葬場へいきます。そして火葬が終わったら遺骨を持ってお家に帰って終わり。と言う感じです。

 B.家族と親しい友人だけ数名で形だけの結婚式をやりたい

1.火葬代金+2.斎場使用料+3,式にかかる諸費用=合計約40万円

お通夜だけ、告別式だけ、もしくは両方を行います。その後ご遺族で出棺を見守り、火葬場に行って火葬して遺骨を持って帰って終了です。

一般的にイメージされる『家族葬』って感じです。

C.家族だけでなく大勢の友人、知人を呼んで『式』をして『披露宴』もやりたい

1.火葬代金+2.斎場使用料+3,式にかかる諸費用+(5.返礼品)+(オプション4.お料理の代金+)+(オプション6.菩提寺様のお布施)+(オプション7.供花の費用)=合計60万円〜∞円

一般的にイメージされてるいういわゆる『お葬式』ですね。

合計金額は、オプション次第。オプションを選べば選ぶほど、合計費用はどこまでもいきます

逆にオプションを抑えれば、上記の『B.家族葬』と変わらなくなります。

 

ここで冒頭の話に戻りますが

35万円プラン〜

48万円プラン〜

68万円プラン〜

って言うのは、それぞれの式にかかる諸費用』のセットの代金って事です。

諸費用がそんなにかかるの?って思われるでしょうが、結構かかるんです。

・搬送費(お迎え)

・保管費(ご遺体の安置)

・棺代金

・祭壇の代金

・一通りの仏具の代金

・葬儀の設備・設営費

・式の司会進行

・その他まだまだ細かい事書くといっぱい

まあなんだかんだで、一回のお葬式で大人が5人くらい随時動きまるのでやっぱりそれなりにかかってきちゃうんですよね(すいません)

 

そしてそれぞれのプランの差は、それぞれの中身が、『それ相応』の中身って事です。

高価なプランを選択すれば、その分色々な物(例、祭壇、棺、生花祭壇、骨壷etc)のクラスが上がると言う事です。

だからこの『〜円プラン』って言うのは、あくまでも目安と考えた方がいいと思います。

次回は下記の詳細について掘り下げて説明したいと思います。

外せない項目、選べる項目などの解説もします。

  1. 火葬代金(例5千円)
  2. 斎場使用料(例5千円〜5万円)
  3. 式にかかる諸費用(例35万円)
  4. お料理の代金(例10万円)
  5. 返礼品(お茶とか)の代金(例15万円)
  6. 菩提寺様(お寺さま)のお布施(例30万円)
  7. 供花(お花)供物(果物など)の費用(例5万円)

 それぞれを一つづつ書いていこうと思います。

ではでは。 

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