こそっと!プロが教える「お葬式」の極意

葬儀社に務める私がみんなが感じるお葬式の流れ・費用を抑える裏ワザ・用語マナー等書いちゃいます

お葬式で一番大切なこと

当たり前だけど、忘れがちな事

 お葬式を成功させる為に一番に大切な事です。

それは・・・

『自分(ご遺族)の気持ちがブレない事です。

どういう事かと言うと 

総額200万円のお葬式が良いお葬式って訳じゃないんです。

かといって、100万円なら良い?

じゃあ25万円のお別れプラン(いわゆる直葬)?

答えは・・・

「なんでも、どれでもいいんです」

 お葬式って究極的にはご遺族の気持ち(送る側)だけの問題なんです。

ちょっと解説します。

  • 費用を多くかける事で大切な故人が喜ぶと思う
  • 費用を削り過ぎて故人に引け目を感じてしまう
  • 多くの方が参列に来てくれてた方が故人が喜ぶだろう
  • 親戚やご近所に恥ずかしくない式を行いたいetc

 

こんな感じの気持ちが、どなたでも心をよぎると思います。

仮にこれを全て満たしたとします・・・

するとなぜか今度は、次の欲求と葛藤と後悔が、首をもたげてきます。

  • もう少しお花を豪華にした方がいいんじゃないかな?
  • 棺もランクをあげるべきかな?
  • ちょっと予算オーバーかも?
  • いやいや、大切な人の為だからこれくらいいいよね?
  • 少し予算を削って、子供の塾代に回した方が故人も喜ぶかも?
  • いやいやいや、やっぱり・・・

 

 そう!キリがないんです。

だから、喪主の方がしっかりと線引きしなくちゃいけないんです。

これだけはやる、これはやらない・・とね。

そして

「これで良し!」

「これで故人も喜んでくれてる!」

と思えば、最高に良いお葬式だったことになります。

 

自分達がしっかり故人を送り出したという気持ちさえあれば大丈夫です。

 

 

とはいうものの、現実はそこまで自信を持って式を迎えられる方はなかなかいません

 

親戚、ご近所の方の手前、言葉たくみに色々と勧めてくる業者(私の事?w)

心が揺れますよね。わかります。

なので、現実的なお葬式のプランニングと言うのは自分の信念と世間とのしがらみの折り合いをつけて、大体平均すると50万円〜150万円位って感じになってます。

 

まぁ、冒頭の主張と矛盾してしまうんですが現実はそんな感じです。

でもね、それでもたくさんの方の最後に立ち会った者として言いたいのはやっぱり

「ご遺族に後悔して欲しくない」

って言うのが本音です。

 

東証一部上場の株式会社鎌倉新書が運営「いい葬儀」

どうでしょう?ほんの少しでも参考にして頂けたらと思います。

まぁ、葬儀社的には沢山の費用をかけて頂く事に越した事はないって言うのも本音ですけどね(笑