絶対にチェックすべき!葬儀社選びのポイント
お葬式の構図
前にお葬式の費用を全体的にざっくり書いたんですが、どうもわかりずらいので
気合いを入れて「構図」を作ってみました。
今回説明するのは「斎場(式場)」が公営の場合です。葬儀社保有のホールを使用する場合は、また少し違ってくるので別の機会に書きたいと思います。
上の図をみて下さい。
もっともポピュラーな「お葬式」の基本セットの図です。
この図をみてわかる通り
全体の費用は
A + B + C = ¥398,000です
まぁ当たり前ですよね。
しかしながら、ここで大きな問題があります!!
ネットで検索して葬儀社のホームページを見ると
「家族葬(全て込みで)・・・¥298,000
って書いてある事がめっちゃ多いです。
おかしいですよね?
全て込みで¥298,000なのに、支払いは¥398,000って・・・
BとCの合計10万円がホームページに入ってない。
「ウソ書いてあるじゃん」って思うでしょ?
しかしこれは嘘と言えば嘘になるし、嘘じゃないと言えば嘘じゃない・・
確かにウソではないが・・・
これはどう言う事かと言うと
「葬儀社」の売り上げは図の中のA部分です。
B と C 部分は「地方自治体」に支払うものなので、葬儀社の利益ではありませんし葬儀社によって価格が変わるものでも無いのです。「自治体の施設」なんで市民みんな平等の金額です。
だから「葬儀社」としては
葬儀社が提供するサービスや設備、備品だけの料金をチラシやホームページに載せている訳です。
「全て込み」って言うのもサービスや設備、備品が全部込みって意味です。
だから嘘ではないって事です。
それに広告やホームページに載せる時に
「家族葬(全て込みで)・・¥398,000 って書くより
「家族葬(全て込みで)・・¥298,000 って書くほうが安くみえるしお客さんがとれるから。
自分の売り上げに全く関係ない「B・火葬料」と「C・斎場使用料」を馬鹿正直に料金に上乗せして表示してもただお客さんに
「うわっ!ここは値段が高いわっ!ボッタクくりじゃん!」
なんて思われるだけだから(苦笑)
まぁこう書いたら今時の感覚としてはどうしても怪しく感じるかもしれないけど、葬儀社ってまず依頼を受けないと商売そのものが成立しないので
出来るだけ入り口の金額を安くみせる工夫をどこもしてるって事です。
それじゃどこを見て葬儀社を決めるのか?
まずチラシや広告、ホームページなど見る時に料金の中に
「火葬料」と「斎場(式場)使用料」が入っているかをチェックするといいです。
見つからなかったり、書いてない場合は、メールや電話で直接聞いて下さい。
上記した通り単純に金額だけの比較だとトータル金額がわからないので。
めちゃめちゃ安いところは、まず入ってないと思います。
最近では、「火葬料」も「斎場(式場)使用料」もしっかり入ってるところもだんだんと多くなってきました。今の時代に従来通りのやり方だと、クレームに繋がるから。
全体的に今はちょうどターニングポイントって感じですかね、料金に入れてる葬儀社と料金に入れてない葬儀社が半々くらい。
あと追記したいのが最近増えている
「斎場(式場)使用料」¥50,000まで料金に入ってます
とか
「¥30,000円まで入ってます」って感じのやつ。
これはまた苦肉の策ですよね(笑
上記した通りクレームや商品表示法に引っかからないように、あらかじめ一部を料金説明に入れるって訳です。
それと実際に「火葬料」と「斎場(式場)使用料」って自治体によって金額が違うんですよ。なのでズバッと一律に金額を言えないって事情もあります。
一言で不安を解消する魔法の言葉
長々と書いてきましたが、
「結局よくわかんないよ」って言われそうですが(笑)
結論を言うと、依頼の際や打合せの際に
「私が支払う合計の総額はいくらかかるの?
この価格に「火葬料と斎場使用利用は含まれてますか?』
と聞くと良いでしょう。
携帯電話の料金プランのごとく複雑になりつつある葬儀費用を乗り切るには、もはやこの質問しかないと思います。
なんか遠回りして、最初に戻ったような話になっちゃいましたが(笑)少しでも参考にして頂ければ幸いです。
まとめ
1・お葬式の基本セットは図の通り
2・葬儀代金に「火葬料」と「斎場使用料」が入っているか必ず確認
以上です。
今度は「基本セット」だけじゃなくてオプションについても書きたいと思ってます。